こどもの日に食べる料理ってなんだろう。
ひな祭りに食べる料理っていろいろあったけど、こどもの日に食べるものと言えば、ちまきや柏餅しか思い浮かばない。
そういう悩みってありますよね。せっかくのこどもの日だから盛大にお祝いをしたいけど、これといった料理を知らない、思い浮かばないなどがあります。
今回はこどもの日の食べ物の種類や意味についての解説、特に柏餅やちまきをなぜ食べるのか紹介したいと思います。
こどもの日の食べ物の意味って?他にどんな料理を食べる?
実はこどもの日である端午の節句では柏餅やちまき意外にこれといった食べ物はなく、またこれといった料理もありません。
ですが、初節句を迎えたお子さんがいる場合はめでたいことなので盛大にお祝いをしないといけません。
初節句とは女の子は3月3日である桃の節句、男の子は5月5日である端午の節句を初めて迎えた場合をいいます。
初節句を迎えたなら、赤飯や鯛の料理といったおめでたい料理を作りましょう。
まだ初節句を迎えたお子さんはこういった料理を食べれない場合があるので、お子さんは食べられなくても、料理だけでも並べてお祝いをしましょう。
端午の節句限定ではないですが、節句ということもあるので、語呂合わせで縁起のいいものを食べたりします。
例えば、
伸び伸びと育ってほしいことから、たけのこを使った料理。
先が見通して良い人生を送ってほしい願いを込めて、れんこんを使った料理。
腰が曲がっても長く生きてほしいという願いから、海老を使った料理を食べたりします。
また、5月を旬とした食材を使った料理も食べられていたそうです。
例えば、
若い目をいつまでも保ってほしいことから、わかめを使った料理。
すくすくと育ってほしいから、わらびを使った料理などが食べられていたそうです。
他には端午の節句といえば、兜が出てくると思います。
それにちなんで、かぶと焼きを食べるってこともあるそうです。
これらは端午の節句だからの話で、こどもの日となると話は別です。
こどもの日は子どもに喜んでもらう日なので、お子さんの大好きな食べたい料理を食べさせるという家庭もあります。
なので、家庭によってこどもの日は端午の節句重視の料理でいくのか、それともこどもの日重視の料理でいくのか様々です。
こどもの日の食べ物で柏餅が有名だけどどうして!?
こどもの日である端午の節句では柏餅を食べるのが有名です。
端午の節句は菖蒲の節句とも言われて、菖蒲と尚武が同じ「しょうぶ」という読み方から、武家の時代では尚武の節句とも言われていました。
尚武の節句では男の子がたくましく育ってほしいことから、五月人形を飾ったり、こいのぼりを飾ったりしました。
端午の節句つまり尚武の節句に食べるものとして柏餅がありました。
柏餅に巻かれている柏の葉は次の新しい葉がでるまで古い葉は落ちないことから、柏餅は家督が絶えないことの象徴とした武家にとっては縁起の良い食べ物なんです。
柏餅はどうやら関西の人には馴染みがない食べ物だと言われています。
それは柏の木が関西になかったから柏餅を食べる習慣がなかったとされています。
こどもの日の食べ物でちまきも有名だけどどうして!?
柏餅に代わって関西ではこどもの日にはちまきを食べることで有名です。
ちまきは平安時代に中国から伝わってきた食べ物だと言われています。
中国では5月5日に屈原という詩人が入水自殺をしてなくなった命日でした。
そして、その日に供養するためにちまきを川に投げていたことから、端午の節句にはちまきを食べるようになったそうです。
中国は関西よりなので、関西ではこの風習が広がっていったんですね。
まとめ
今回はこどもの日の料理の意味、どうして柏餅やちまきを食べるのか紹介しました。
地域によってはちまきを食べなかったり、柏餅を食べなかったりするそうなので、それを考えると不思議ですね。