子どもと一緒に行う行事として節分がありますね。「せっかくだから子どもに節分を教えたいけど、どう説明すれば良いのかわからない。」そういうことありませんか?今回は節分の意味を歴史から読み解き、節分とはなんなのか簡単にわかりやすく紹介したいと思います。
2章:節分とは?簡単に紹介!
3章:節分とは?わかりやすく伝えるには?
節分の意味を歴史から読み解いてみよう!
節分は立春(2月4日)の前日である2月3日に行われますよね。季節の変わり目には鬼が現れ、邪気を与えると言われています。その鬼を追い払うために節分の行事ができました。
平安時代である706年に中国から伝わってきた「追儺(ついな)」という行事から節分が始まったと言われています。宮中で鬼を追い払う儀式が行われていました。
室町時代である1425年に、「看聞(かんもん)日記」の中で、みなさんがよく知っている炒ったマメを用いて鬼を払う行事が行われていたと記されています。
「臥雲日件録」というものによると、1447年に「鬼外福内」を唱えたと記されていることから、マメを撒くときに「鬼はそと福はうち」と言っていたことがわかります。
マメを用いる理由はマメで鬼の目を潰し、邪気を追い払ったということから、マメを用いているそうです。「魔目」という語呂合わせで使われているともされています。ちなみに炒ったマメを用いる理由は邪気を追い払ったマメから芽が出てこないようにするためだそうです。
節分とは?簡単に紹介!
節分とは簡単に言うと、「鬼が持っている邪悪な気を追い払うために炒ったマメを用いて鬼を退治し、一年の無病息災を願う行事です。」
ある地域では炒ったマメではなく、ラッカセイを用いるところもあるそうです。ラッカセイを用いる理由は片付けの際に拾いやすい、地面が汚れないからだそうです。
節分とは?わかりやすく伝えるには?
子どもなどにわかりやすく伝えるには次のようにしてみればどうでしょうか。
「鬼さんを追い払うことで今年一年は元気よく過ごすことができるんだよ。」とか、
「鬼さんは悪い気を持っている。それをもらったら元気でいられない。だから、このマメを巻いて鬼さんを追い払って!」などなど
言い方はいろいろあると思うので、ぜひ考えてみてください。
まとめ
今回は節分の意味について紹介しました。鬼の目に向けてマメを撒くことには驚きました!子どもに伝えるときには目をめがけて撒くことは伝えない方が良さそうですね。