正月に掃除、洗濯をしてはいけないという風習を聞いたことありますか?私も最近まで聞いたことありませんせしたが、家事などといった行動は正月にしてはいけないそうです。今回は、正月に掃除、洗濯をしてはいけない理由、いつから始めていいのか、やっぱり三が日からなのかを紹介します。
正月に掃除、洗濯をしてはいけないの理由は!?
「ハレとケ」という言葉を聞いたことありますか?「ケの日」とは普段の日常、生活を表し、「ハレの日」とは冠婚葬祭、年中行事といった日を表すのに使います。正月はもちろん「ハレの日」です。正月であるハレの日は歳神様を家に迎え豊作を祈る日なのです。なので、ケの日にする日常的な行動はしません。
この日常的なことに掃除や洗濯といった行動も含まれます。このことを知らずに掃除、洗濯をしてしまって、洗濯物を干したら、近隣の方に怒られてしまったとか家族の方々から冷たい目で見られたといったトラブルもあるそうです。正月を迎えるために大晦日に大掃除をして家の中を清めるのです。なので、正月に掃除、洗濯をするのはなるべくやめといたほうが良さそうです。
また、炊事もしてはいけないません。そのために、おせちを大晦日までに準備し、正月になったらそのおせちを食べるのです。お雑煮もそうです。この風習を重んじている人は夜にお寿司などといった出前とかを利用して、炊事はしないそうです。もちろんこの時に使った食器類は正月に洗いません。紙の皿、割り箸(寿箸)などを使っている家も多いです。
ちなみに、「物忌み」という言葉があり、正月には火を使ってはいけません。なので、昔の人たちは火を使ってお湯を沸かし風呂に入っていたため、正月に風呂には入りませんでした。その名残で、現在も正月に風呂に入らない人もいます。
掃除、洗濯はいつからしていいの!?三が日から?
では、いつまで掃除、洗濯といった家事をしてはいけないのか気になりますよね。一般的には「三が日」まで主婦が休みの日と言われています。ですが、このご時世に3日も家事、炊事をしないことなんてできませんよね。なので、1日が過ぎたら始めている人が多いです。しかし、三が日が終わるまで洗濯物を外に干すことはしません。他の人たちに見られてしまうので。
まとめ
1日から3日までは三が日ですので、主婦は休んでもいいのです。せっかくですから2日、3日は旦那さんや子どもたちに家事を任せてみてはどうでしょうか。